前回までは、車の売り方や車売却に必要な書類について触れてきました。でも、どうせ売るなら少しでも高く買い取ってほしい、と思いませんでしょうか。
今回は、車査定の際に買取額を上げるためのちょっとしたコツを2回に渡ってご紹介したいと思います。どれもご自分で実践できるものばかりですので、是非参考にしてください。
車を高く売る10のコツ
決して安い買い物ではなかった愛車。そんな愛車を手放すことになったけれど、どうせ売るなら少しでも高く買い取ってほしい。
実は、これから紹介する車の査定額を少しでも高くする10のコツを知っておけば、高めの査定額で交渉を進めることができます。
その10のコツがコチラです。
- 1.洗車・車内の清掃を心がける
- 2.煙草・ペット・食べ物のニオイを残さない
- 3.キズや凹みは下手に直さない
- 4.ボディ・車内の色褪せを予防する
- 5.ステッカーなどははがしておく
- 6.車検は通さない
- 7.純正部品を準備する
- 8.事故歴や修復歴は隠さない
- 9.「今すぐ売りたい」意思表示をする
- 10.保証書・整備記録簿を準備する
一見すると査定額が下がってしまいそうなイメージがある項目もありますが、今回はこの中から、1~5の項目について説明させていだたきます。
1.洗車・車内の清掃を心がける
フリマや古着ショップに並んでいる中古商品の中でも、比較的きれいな状態の方が汚れているものよりも目に止まりますよね。車も同じで、きれいな状態の方が評価は上がります。
査定員さんにとっても査定がしやすく都合がいいし、何より「車を大事にしている」「大事に乗っている」というアピールにも繋がります。ボディや内装が汚れているとどうしてもマイナスなイメージがついてしまいますので、「なにか欠点があるのでは?」と余計なアラ探しをされかねません。
もちろん、販売店で売りに出す際に洗車・車内クリーニングが行われるので、劇的に査定額が上がる!というわけではありません。が、「好印象」を抱いてもらえる大事なポイントにつながるので、普段から洗車や車内清掃は心がけておきましょう!
2.煙草・ペット・食べ物のニオイを残さない
愛煙家やペット飼育者の方は、こうしたニオイに慣れてしまっていて気付きにくいので、自分で判断するのが難しいポイントの一つです。これらのニオイが残っていると、査定時にマイナスポイントとなりますので要注意。東京ユーポスの買取査定でも、禁煙車は高いポイントで査定させていただいております。
特に、煙草のニオイやペットのニオイはいくら消臭剤を使っても簡単には取れないので、普段から禁煙車として利用したり、ペットの連れ込みを避けたりと対策をとっておきましょう。もし手遅れの場合でも、何かしらの対処(消臭スプレー+ドア全開換気など)を行うことで軽減される場合もありますので、諦めないでください。かといって、専門のクリーニング業者などに依頼してしまうと高くついて結局は査定額が上がってもトントンもしくはマイナスになってしまう可能性もあります。
なるべく自分で対処できる方法で消臭を心がけることが大事です。
3.キズや凹みは下手に直さない
この項目に関しては、多くの人が「キズや凹みは直してから査定に出すほうがいいだろう」と逆の発想をしてしまいがちです。もちろん、キズや凹みは極力ない方が査定のポイントは高いです。
しかし、すでにキズや凹みを作ってしまっている場合は、無理に修復しようとするとマイナスポイントに繋がります。東京ユーポスでは、多少のキズがある車でも積極的に査定・買取させていただいておりますので、ご安心ください。
今まで相当数のボディを丹念にチェックしてきたプロの査定士さんには、無理に修理をした跡や自分でDIY修理をした跡などがすぐにわかってしまいます。もし、乗っていて気になるようであれば業者に頼むのが懸命な判断ですが、キズや凹みを直して上がった分の査定額よりも傷やへこみの修理費のほうが高額になるので元は取れません。
4.ボディ・内装の色褪せを予防する
こちらは日頃の保管方法によるので、今すぐにどうにかなるものではありませんが、キズや凹みとは違って、ボディや内装の劣化は簡単に修復できるものではありませんよね。なので、このポイントが守られている場合は査定額の高額アップが期待できるのです。いくら丈夫な車といえども、太陽の日差しや雨によって多少なりとも劣化が進んだり色褪せたりしてしまうもの。
駐車の際は屋内駐車場に止めたり、屋外に駐車する場合はダッシュボードに日除けをつけてみたり、窓の内側に遮光フィルムを貼ってみたりと、日頃からの劣化予防を心がけましょう。
5.ステッカーなどははがしておく
最近よく見かけるのが、「子供が乗っています」や「ペットが乗っています」、「ドライブレコーダー搭載車」などのメッセージステッカーを貼っている車です。査定に出す際には、これらのステッカーはあらかじめ剥がしておくことをおすすめします。
なぜなら、ステッカーが貼ってある状態で査定に出してしまうと、窓や外装をカスタムしているとみなされマイナスポイントになってしまうからです。中古車買取店側は、なるべく新車に近い状態や純正の状態の車に価値を感じている場合がほとんどです。
燃費達成率や環境機能性のステッカーなど購入時から貼り付けてあるステッカー以外は、きちんと剥がした状態で査定に出しましょう。
前半はここまで、後半につづく
さて、ここまで車査定の際に買取額を上げるためのちょっとしたコツについて触れてきました。
車を売却するためだけでなく、普段の車の扱い方についても考えさせられる点もあるのではないでしょうか。購入時から気をつけておきたいポイントもいくつかありましたが、今の車では手遅れだという方も、次の車で気をつけてみてください。
次回は6~10の項目についてご説明させていただきます。