フェラーリの会長だったルカ・ディ・モンテゼモーロがその実用性から通勤でも使用していたフェラーリ初のクーペカブリオレの2+2モデル、フェラーリ・カリフォルニア。
今回は、フェラーリ・カリフォルニアのご紹介です。
フェラーリ・カリフォルニア
フェラーリ・カリフォルニアは、2008年のパリモーターショーで発表され、翌年2009年から発売されました。
車名のフェラーリ・カリフォルニアとは!?
なんでイタリアのメーカーなのにアメリカのカリフォルニア!?と思う方がいるかも知れません。それは、1957年~1963年に生産、販売されていたフェラーリの250GT カリフォルニア・スパイダーからきています。
※250GT カリフォルニア・スパイダーは、アメリカのインポーターだったルイジ・キネッティの熱いラブコールに応える形で、アメリカ市場のために誕生しました。
フェラーリ・カリフォルニアの詳細
フェラーリ・カリフォルニアは、フェラーリ初のクーペカブリオレの2+2モデルで、日常的な乗りやすさや快適性、2+2がもたらす実用性の高さから、フェラーリ・カリフォルニアはフェラーリにとって新規顧客の開拓に重点が置かれていました。実際に購入者の約70%が初めてフェラーリを購入したオーナーであると発表されています。
駆動方式は、612スカリエッティ以来のFRで、V型8気筒(4.297cc V8 DOHC)のFRはフェラーリ初となりました。内装は、これまたフェラーリ初となるトランクスルー(室内とトランクがつながるタイプ)方式で、リヤシートは中央の盛り上がりがなくゴルフバックも収めやすいようになっています。
シャシー、ボディはアルミ製でクーペ・カブリオレシステムはべバスト製のカブリオレ・ユニットを採用。日本国内ではスタート&ストップ・システム(信号などで自動でエンジンがストップする)、HELE(High Emotion/Low Emissions)が標準装備となっています。
ミッションは、7速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)を採用。DCTは2つのミッションを組み合わせたようなもので、ギアチェンジ時に発生するトルクを軽減。ステアリングホイールの右下にある運転モードを切り替えるマネッティーノ(Manettino)のスイッチはF430には5種類ありましたが、カリフォルニアにはスノーとレースはなくなり3種類となりました。定番のブレンボ製のカーボンセラミックブレーキ、サスペンションはマルチリンクを採用しています。
価格は23,600,000円(2009年3月モデル)
フェラーリ・カリフォルニア30
フェラーリ・カリフォルニアは、2012年にマイナーチェンジ(フェラーリ・カリフォルニア30)をしました。排気量は変わらないですが、最高出力が30psアップの490ps、最大トルクが20N·mアップの505N·m、30kgの軽量化をしています。フェラーリ・カリフォルニア30の「30」は、最高出力30psと30kgの軽量化が「カリフォルニア30」と呼ばれることになりました。
価格は24,582,8570円(2014年4月モデル)
フェラーリ・カリフォルニアT
2014年に、ビッグマイナーチェンジ(フェラーリ・カリフォルニアT)をしました。フェラーリ・カリフォルニアTの「T」は、ターボのTです。そうです、フェラーリ・F40(1987年~1992年)以来のターボモデルです!排気量は4,297ccから3,855ccと小さくなりましたが、3855cc V8 DOHC ツインターボを搭載しています。出力もフェラーリ・カリフォルニア30の490PSから560PSと70PSアップしました。
価格は24,500,000円(2014年4月モデル)
フェラーリ・カリフォルニアの基本メカニズム
フェラーリ・カリフォルニアの基本メカニズム
販売期間 | 2009年3月~2012年5月 |
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ボディタイプ | 2ドア |
エンジン型式 | 4.297cc V8 DOHC |
駆動方式 | FR |
変速機 | 7AT |
サスペンション | 前:ダブルウィッシュボーン(スタビライザー付) 後:ダブルウィッシュボーン(スタビライザー付) |
全長 | 4,575mm |
全幅 | 1,910mm |
全高 | 1,325mm |
ホイールベース | 2,670mm |
ブレーキ形式 | 前:ベンチレーテッドディスク 後:ベンチレーテッドディスク |
車両重量 | 1,860kg |
最高出力 | 460ps(338kW)/7,750rpm |
最大トルク | 49.5kg・m(485N・m)/5,000rpm |
フェラーリ・カリフォルニア30の基本メカニズム
販売期間 | 2012年5月~2014年6月 |
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ボディタイプ | 2ドア オープン・カブリオレ・コンバーチブル |
エンジン型式 | 4.297cc V8 DOHC |
駆動方式 | ミッドシップ |
変速機 | 7AT |
サスペンション | 前:ダブルウィッシュボーン(スタビライザー付) 後:ダブルウィッシュボーン(スタビライザー付) |
全長 | 4,575mm |
全幅 | 1,910mm |
全高 | 1,325mm |
ホイールベース | 2,670mm |
ブレーキ形式 | 前:ベンチレーテッドディスク 後:ベンチレーテッドディスク |
車両重量 | 1,860kg |
最高出力 | 490ps(360kW)/7,750rpm |
最大トルク | 51.5kg・m(515N・m)/5,000rpm |
フェラーリ・カリフォルニアTの基本メカニズム
販売期間 | 2014年4月~2017年11月 |
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ボディタイプ | 2ドア オープン・カブリオレ・コンバーチブル |
エンジン型式 | 3855cc V8 DOHC ツインターボ |
駆動方式 | FR |
変速機 | 7AT |
サスペンション | 前:ダブルウィッシュボーン(スタビライザー付) 後:マルチリンク |
全長 | 4,570mm |
全幅 | 1,910mm |
全高 | 1,322mm |
ホイールベース | 2,670mm |
ブレーキ形式 | 前:ベンチレーテッドディスク 後:ベンチレーテッドディスク |
車両重量 | 1,625kg |
最高出力 | 560ps(412kW)/7,500rpm |
最大トルク | 77kg・m(755N・m)/4,750rpm |
参考:
フェラーリ・カリフォルニア
最後に
ここまで、フェラーリ・カリフォルニアについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?東京ユーポスでは、今回紹介したフェラーリ・カリフォルニアを積極買取しております。他社よりも高値での買取りに自信がありますので、車の売却をご検討の方はぜひ東京ユーポスにご相談ください。