国内ではパトカーにも採用されている車種でもある、三菱のGTOについてご紹介します。
東京ユーポスでは、三菱・GTOを積極買取中です。お気軽にお問い合わせください。
GTO(3000GT) Z16A型/Z15A型/Z15AM型とは?
日本がバブル景気で盛り上がっていた1989年に行われた東京モーターショーで、「三菱・HSX」という名前の車が出展されました。その車は、翌年平成2年(1990年)の10月に「三菱・GTO」という名前で市販されました。3LのV6ツインターボエンジンを搭載したGTOは、日本国内だけでなく北米市場も意識した仕様になっていて、輸出車は「3000GT」という名称で輸出されていました。日本国内仕様の駆動方式は全グレードとも4WDなのに対し、輸出車には自然吸気エンジンのFFモデルもラインナップされていたようです。
さらに、GTOには日本車に対して初めて採用された装備(下記5つ)も多く備わっていました。
アルミ製4ポット異径対向ピストンブレーキキャリパー
ドイツ・ゲトラグ社製の5速MT(中期型から6速化)
高張力鋼製のドライブシャフト
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スイッチで排気音を変えられるアクティブエグゾーストシステム(※)
可変リヤスポイラー及びアクティブエアロシステム(※)
※アクティブエグゾーストシステム…マフラーへの流入経路を切り替えることでエキゾーストの音質が変えられるシステム
※アクティブエアロシステム…時速80km以上になると自動的にリアスポイラーが可変するシステム
GTOは、大きなマイナーチェンジを4回行っており、前期型(Z16A型) ⇒ 中期型(Z15A型) ⇒ 後期型 ⇒ 最終型(Z15AM型)と進化しています。
前期型(Z16A型)
平成4年(1992年)の1月にGTO最初のマイナーチェンジが行われ、前期型のZ16A型が誕生しました。まるでフェラーリを彷彿とさせる高級外車のような見た目で、メーカーオプションにグラストップ(ルーフ部分がガラス仕様になっているもの)が追加されています。ドアミラーには電動格納式ドアミラーが採用され、運転席の電動スライド機能も追加されました。
同年10月の更なるマイナーチェンジでは、リアブレーキに対向2ポットキャリパーの採用やキーレスエントリーの採用もありました。
中期型(Z15A型)
平成5年(1993年)の8月に行われたマイナーチェンジでGTOは中期型のZ15A型へと進化しました。このマイナーチェンジでは、助手席にエアバッグが追加され、ヘッドライトがリトラクタブルライトから4灯固定式プロジェクタータイプへ変更になりました。トランスミッションも5速MTから6速MTのツインターボに変更。また、シリンダーヘッドガスケットがメタル化されたことにより、ターボチャージャーの過給圧も変わりました。これによりエンジン出力が280PS/42.5kgf·mから280PS/43.5kgf·mへ向上しました。
翌年(1994年)8月のマイナーチェンジでは、軽量化・ブレーキ冷却導風板が採用されたモデル「MR」がグレードに追加されました。他にも、APロッキード製6ポットブレーキのオプション採用やリアハイブリッドLSDオプション、メーカーオプションの電動チルト&アウターサンルーフも追加されました。さらにその翌年の平成7年(1995年)8月にもマイナーチェンジが行われ、ノンターボモデルが価格を抑えた「SR」へと変更されました。
後期型
平成8年(1996年)の8月に行われたマイナーチェンジで、後期型へと進化を遂げたGTO。このマイナーチェンジでの型式の変更はなかったようです。主な変更内容としては、ターボモデルの18インチクロムメッキホイールが採用され、プロジェクターフォグランプが装備されました。また、フロントバンパー・リアスポイラーの意匠変更に伴い、アクティブエアロが廃止されました。翌年の平成9年(1997年)にも後期型のマイナーチェンジが行われ、「SR」モデルにも助手席へのエアバッグ装備が追加されました。
最終型(Z15AM型)
平成10年(1998年)の8月、GTO最後のマイナーチェンジが行われ、最終型のZ15AMが登場します。見た目は、前期型と比べるとかなりスッキリした印象になりましたが、フロントウインカーがコンビネーションランプ化され、大型のリアスポイラーが採用されています。車重が5%軽量化されたことで、より扱いやすくなったとの声もありました。
GTO(Z16A型/Z15A型/Z15AM型)のメカニズム
それではここで、GTO(Z16A型/Z15A型/Z15AM型)のメカニズムを見ていきましょう。
販売期間 | 1990年10月~2001年3月 |
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乗車定員 | 4名 |
ボディタイプ | 3ドア ファストバッククーペ |
エンジン型式 | 6G72型 2972cc V型6気筒 DOHC24バルブ 6G72型 2972cc V型6気筒 DOHC24バルブ ICツインターボ |
駆動方式 | 4WD FF(北米仕様) |
変速機 | 4AT 5MT(前期型)・(中期型以降 NA) 6MT(中期型以降 ツインターボ) |
サスペンション | 前:マクファーソン式ストラット 後:ダブルウィッシュボーン |
全長 | 4,555mm(前期型) 4,575mm(中期型) 4,590mm(後期型) 4,600mm(最終型) |
全幅 | 1,840mm |
全高 | 1,285mm |
ホイールベース | 2,470mm |
車両重量 | 1,600~1,730kg |
総排気量 | 2,972cc |
最高出力 | 225PS(NA) 280PS(ツインターボ) |
最大トルク | 28.0 kgf·m(NA) 43.5 kgf·m(ツインターボ) |
参考:三菱・GTO
最後に
ここまで、三菱 GTO(Z16A型/Z15A型/Z15AM型)についてご紹介してきましたが、いかがでしたか?東京ユーポスでは、今回紹介した三菱 GTO(Z16A型/Z15A型/Z15AM型)を積極買取しております。他社よりも高値での買取りに自信がありますので、車の売却をご検討の方はぜひ東京ユーポスにご相談ください。
2021.11.13
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