日産を代表するスポーツカー、GT-Rについて調べてみたシリーズも第3弾に入りました!今回は3代目GT-Rはどんな車だったのかについて調べてみました。
まず始めに…
GT-Rの歴史は昭和43年(1968年)から始まりました。当時開催された東京モーターショーで「スカイラインGTレーシング仕様」という車が出品されました。実はこれが、私たちのよく知るGT-Rのコンセプトカー(ご先祖様)にあたります。
「レーシング仕様」の名の通り、スカイラインの中でもレースに使用されることを目的として開発された車種で、レースにおけるあらゆる規制・規則範囲内において最大の性能を発揮する専用エンジンと装備品を組み込んでいることが特徴的。最初の発売から約50年経った今でも人気の絶えないGT-Rは、中古車販売価格も非常に高値で取引されています。
3代目GT-R R32型
2代目GT-RであるC110型の生産が排出ガス規制によって終了してから16年という長い月日を経て、平成元年(1989年)の5月22日、スカイラインとしては8代目となるR32型が発表されました。
スカイラインとしては8代目ですが、GT-Rとしては3代目。R32型GT-Rは、当時日産で行われていた「1990年代までに技術の世界一を目指す車作り」を目標とした901運動の集大成として開発されました。
集大成という名にふさわしく、当時の最新技術である「ATTESA E-TS(電子制御トルクスプリット四輪駆動システム)」、「Super HICAS(電子制御四輪操舵機構)」に加え、「RB26DETT型エンジン(直列6気筒ガソリンエンジン)」を搭載している3代目GT-R BNR32型。強力なエンジンと高機能なデバイスを搭載しており、当時の全日本ツーリングカー選手権で勝利を掴むために開発されたモデルといわれています。2.6Lという、当時としては中途半端な排気量に設定されているのも、この全日本ツーリングカー選手権の規則に対応させるためだとか。
その意図通り、平成2年(1990年)に参戦した全日本ツーリングカー選手権において見事デビューウィンを果たし、日本国内外の自動車レースも席巻しました。その後も圧倒的なパフォーマンスをみせつけ、前代未聞の29連勝を達成したのも、このBNR32型です。しかも、全戦の予選ベストタイムを叩きだすという快挙を達成し、車好きの間では「伝説の車」と言われています。BNR32型は、標準車以外に下記4つのグレードが発表されました。
GT-R NISMO
平成2年(1990年)の全日本ツーリングカー選手権の初戦に合わせて生産された限定500台のモデルです。モデルコードはKBNR32RXFSL-RA。
原動機は、セラミックタービンからメタルタービンに変更され、多岐管(エキマニ)も専用品が使用されています。エアコン・オーディオ・リアワイパー・ABS・インタークーラーグリルが外されて、標準時は1430~1480kgあった重量も約1400kgまで軽量化されています。快適装備だけでなく、リアワイパーまで省くという究極のスポーツモデルです。
N1
平成3年(1991年)の7月19日に発売された、当時のN1耐久レース(現在ではスーパー耐久)で使用されることを想定して設計されたモデルです。基本的にはNISMOと同様に、快適装備が省かれており、ABSレスとなっていますが、エンジンブロックの肉圧を増加。出力アップによる耐久性をもたせたN1仕様のRB26エンジンが搭載されています。
後にVスペックが発売されると、このモデルはブレンボ製ブレーキが追加されたVスペック準拠の「VスペックN1」と呼ばれるようになりました。
Vスペック
平成5年(1993年)の2月に行われたマイナーチェンジの際に登場したモデルです。フロントブレーキローターが324mm(標準時より+28mm)、リアブレーキローターが297mm(標準時より+3mm)とそれぞれ大径化され、ブレンボ製ベンチレーテッドディスク(フロント4POT、リア2POT)と225/50R17インチBBS製ホイールを装備した上位モデルとなっています。車重は少し重めの1500kgで、サスペンションの再セッティングとATTESA E-TSのロジックパターンが変更されました。
VスペックII
平成6年(1994年)の2月に発売されたモデルです。コーナリングスピードの向上を図るため、Vスペックのタイヤを245/45R17にしたもの。Vスペック発売当時は、45Rの認可がおりず、発売翌年に解禁されたそうです。
最後に
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2021.11.13
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