スカイラインシリーズのGT-Rについて初代から紹介してきましたが、スカイラインシリーズのGT-Rとしては今回の5代目が最後となります。ということで、今回が最終章になります。
「R34型」と呼ばれる5代目GT-R「BNR34型」についてご紹介したいと思います。
まず始めに…
GT-Rの歴史は昭和43年(1968年)から始まりました。当時開催された東京モーターショーで「スカイラインGTレーシング仕様」という車が出品されました。実はこれが、私たちのよく知るGT-Rのコンセプトカー(ご先祖様)にあたります。
「レーシング仕様」の名の通り、スカイラインの中でもレースに使用されることを目的として開発された車種で、レースにおけるあらゆる規制・規則範囲内において最大の性能を発揮する専用エンジンと装備品を組み込んでいることが特徴的。最初の発売から約50年経った今でも人気の絶えないGT-Rは、中古車販売価格も非常に高値で取引されています。
5代目GT-R BNR34型
平成11年(1999年)の1月、RB26型のエンジンを積んだ第2世代最後、そしてスカイラインGT-Rとして最後のモデルが発売されました。これが、「人に翼を」というキャッチコピーで親しまれたBNR34型です。4代目GT-Rの「BCNR33型」と同様に、東京オートサロンで発表するという異例の形で発表されました。
R33型では不評だった大きめボディ(前回記事参照)の反省を活かし、BNR34型では、再びシェイプアップされたボディに。ホイールベースでマイナス55mm、全長でマイナス75mmのサイズダウンを施したにも関わらず、アドバンスドエアロシステムが採用されているため高速でコーナーに入っても安定性を保つことができる仕様になっています。
スカイラインGT-Rらしいボディを取り戻した甲斐あってか、BNR34型は一定の評価を得ることに成功しました。また、BNR34型では安全面を考慮してサイドエアバッグをオプションとして設定し、セキュリティー対策として今では主流となっているイモビライザー(リモコン型のキー)の採用もされています。しかし、2代目の「ケンメリ」を生産終了に追い込んだ”排出ガス規制”(過去記事参照)により、BNR34型も平成14年(2002年)に惜しまれつつ生産を終了することとなりました。もちろん、「GT-R」としての後続車はその後も発売されるのですが、スカイラインとGT-Rが切り離されてしまったため、スカイラインGT-RとしてのモデルはこのBNR34型で最後となりました。
これまでたくさんの人たちの憧れの的だったスカイラインGT-Rの最後ということもあり、人気は沸騰。生産終了直前に最終記念車として「VスペックⅡ Nürニュル」と「Mスペック Nürニュル」がそれぞれ500台限定で発売されましたが、予約日に即完売という事態に。こうして、スカイラインGT-R BNR34型は有終の美を飾ったのです。
BNR34型のメカニズム
それではここで、スカイラインGT-R最後のモデルとなったBNR34型のメカニズムを見ていきましょう。
BNR34型GT-R
販売期間 | 1999年1月~2002年2月 |
---|---|
総販売台数 | 11,344台 |
乗車定員 | 4名 |
ボディタイプ | 2ドアクーペ |
エンジン型式 | RB26DETT |
エンジン形式 | 直列6気筒 DOHC 24バルブ ICツインターボ |
駆動方式 | 4WD |
変速機 | 6速MT |
サスペンション | 前後マルチリンク |
全長 | 4,600mm |
全幅 | 1,785mm |
全高 | 1,360mm |
ホイールベース | 2,665mm |
車両重量 | 1,560kg |
3代目、4代目のスカイラインGT-Rモデルでは、エンジンのヘッドカバーは黒で塗装され「NISSAN TWINCAM 24VALVE」というプレートが使われていましたが、5代目のBNR34型は赤の塗装で「SKYLINE GT-R NISSAN」の文字が印刷されたプレートが採用されています。
また、最終記念車として発売された「Nürニュル」には、ゴールドのカバーが採用されているそうです。
最後に
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2021.11.13
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