マセラティ・グラントゥーリズモはフェラーリ製V8を搭載。2007年~より販売されています。5代目クアトロポルテをベースにもちます。
今回は、マセラティ・グラントゥーリズモのご紹介です。
マセラティ・グラントゥーリズモの歴史
マセラティ・グラントゥーリズモは、マセラティが初めてレーシングカーではなくロードモデルとして作った車として、1947年に発表された「A6 1500」より70年以上の歴史があります。
※A6の「A」は、アルフィエーリ・マセラティ(マセラティ兄弟の四男)の頭文字、「6」は直列6気筒エンジンを表します。
最終型(2007年~2019年):マセラティ・グラントゥーリズモの概要
最終型グラントゥーリズモは、2007年スイスで開催されたジュネーブモーターショー2017で発表されました。4人乗りのスポーツクーペは、フェラーリでおなじみのピニンファリーナが手掛けています。
※グラントゥーリズモ=グランドツーリングカー(2シーターまたは2+2シーターのクーペのことを「グランドツーリングカー」(GTカー)と定義している。)
エンジン(ティーポ136)
エンジンとミッションは、2種類用意され、自然吸気のV型8気筒エンジンを搭載。
- 排気量4.2L(4,244cc、405PS/7,100rpm、47.0kgm/4,750rpm)
- 排気量4.7L(4,744cc、440PS/7,000rpm、50.0kgm/4,750rpm)
エンジンは2種類あり、ヘッドカバーの色が、4.2Lは青、4.7Lは赤に塗り分けられています。
ティーポ136エンジンは、フェラーリのF430と458、カリフォルニア、またアルファ8Cコンペティツィオーネもティーポ136ベースにしたエンジンを搭載しています。
トランスミッション
トランスミッションは、通常の6速ATモデルと、6速セミAT(MCシフト)の2種類あります。
6速ATモデルと、6速セミAT(MCシフト)では搭載位置が違います。
✔6速ATモデル:エンジン直後に搭載され、それにより車重の前後重量配分は前49対後51
✔6速セミAT(MCシフト):リヤアクスル直前に搭載されるトランスアクスル方式を採用。それにより前後重量配分は前47対後53
この搭載位置の配分により駆動輪の設置性に影響を与えており、グレードの違いを図っています。
ボディ・デザイン
ホイールベースは、先代のクーペ マセラティ・クアトロポルテ(3,171mm)に対しマセラティ・グラントゥーリズモは2,940mmとなっていますが、フロントからキャビンまでの距離は、クアトロポルテよりも300mmも長くなっており、大人4人でも快適に過ごせる空間となっています。
車体の名前の通り、グラントゥーリズモ(グランドツアラー)としての要素を満たしているのが分かります。
2018年モデルでは、グラントゥーリズモ、「スポーツ」と「MC」をラインナップがありますが、16種類のボディカラー、6デザイン合計14種類のアルミホイール、9色のブレーキキャリパー、「カーボンパッケージ」が用意されており、40万以上の組み合わせを可能になっています。
マセラティ・グラントゥーリズモの基本メカニズム
スポーツ(2019年10月モデル)
販売期間 | 2007年~2019年 |
---|---|
ボディタイプ | クーペ・スポーツ・スペシャリティ |
エンジン型式 | V型8気筒DOHC |
駆動方式 | FR |
変速機 | 6AT |
サスペンション | 前:ダブルウィッシュボーン 後:ダブルウィッシュボーン |
全長 | 4,910mm |
全幅 | 1,915mm |
全高 | 1,380mm |
ホイールベース | 2,940mm |
ブレーキ形式 | 前:ベンチレーテッドディスク 後:ベンチレーテッドディスク |
車両重量 | 1,880kg |
最高出力 | 460PS/7,000rpm |
最大トルク | 53kgfm/4,750rpm |
MC(2019年10月)
販売期間 | 2007年~2019年 |
---|---|
ボディタイプ | クーペ・スポーツ・スペシャリティ |
エンジン型式 | V型8気筒DOHC |
駆動方式 | FR |
変速機 | 6速セミAT |
サスペンション | 前:ダブルウィッシュボーン 後:ダブルウィッシュボーン |
全長 | 4,920mm |
全幅 | 1,915mm |
全高 | 1,380mm |
ホイールベース | 2,940mm |
ブレーキ形式 | 前:ベンチレーテッドディスク 後:ベンチレーテッドディスク |
車両重量 | 1,873kg |
最高出力 | 460PS/7,000rpm |
最大トルク | 53kgfm/4,750rpm |
参考:
マセラティ・グラントゥーリズモ
最後に
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