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歴代のポルシェ911の買取価格はどれくらい?相場やモデルの特徴も詳しく解説

スポーツカーの代名詞とも言える車が1963年にデビューしたポルシェ911です。水平対向6気筒、後輪駆動のRRレイアウト、丸目2灯の独特なフォルムが生み出すスタイルは、多くの人を魅了してきました。

ポルシェ初のスポーツカーである356の後継車という位置づけだったものの、当初からモノコックボディを採用するなど、ポルシェの一時代を切り開く先進的な技術が盛り込まれていました。

革新性は現在も引き継がれており、911は今なお人気が落ちないスポーツカーの一つです。歴代モデルの買取相場はどれくらいなのでしょうか?

ポルシェ911とは?

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911は、ドイツの自動車メーカーポルシェが1964年から製造を開始したスポーツカーです。

ポルシェは1931年に商業登記された会社。設立当初は自動車の開発・設計とコンサルティング事業を行っており、自動車の製造メーカーではありませんでした。

かつてドイツにあったヴァンダラー社などと契約を結び、直列6気筒タイプのセダンなどの開発支援を行っています。潮目が変わったのが、1932年10月にパリ国際スポーツ委員会が、新しい750kgのレーシングフォーミュラを発表したことでした。

ポルシェはレースへの参戦に商機を見出し、V型16気筒のエンジン開発に取り組みます。それから数カ月で初期モデルのPヴァーゲン、タイプ22を生み出しました。Pはポルシェ、ヴァーゲンはドイツ語で自動車を表しています。

この車は数々のレースで勝利を収め、瞬く間にポルシェに名声をもたらしました。ポルシェはレーシングカーと縁の深い会社となりました。

1948年にポルシェの名を冠したモデルを世に送り出しました。それが356です。小型スポーツカーの原点とも呼べるもので、クラシックカーファンが憧れる一台として知られています。356はオークションで数千万円から1億円以上で取引されています。

356の後継者として1963年にデビューしたのが911。開発コードをとって901と呼称していたものの、この番号は商標登録されていたため、911に改めました。

デビューから一貫して水平対向6気筒・リアエンジンというポリシーを守っており、フラッグシップの座を守り通しています。リアエンジンは後方に重心があるため、路面状況によってはスリップしやすく、運転が容易ではないことから廃れてしまいました。

しかし、911は優れた安全性能、視認性を保っており、21世紀に入ってもなおリアエンジンを採用しています。バスなどの特殊車両以外でリアエンジンを扱っている量産型の自動車は、極めて珍しいと言えるでしょう。

特殊な構造や丸いヘッドライト、ファストバックのデザインなど、基本的なスタイルは変わっていません。多くの人に愛される理由はそのこだわりにあります。

ポルシェ911の買取相場

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911は比較的高値で売れるでしょう。ただし、クラシックカーを中心に相場が安定せず、状態によっても金額は大きく異なります。

以下にモデル別の買取価格の相場を並べていますが、底値の参考価格だと考えてください。

■過去モデル

タイプ901300万円~
タイプ930500万円~
タイプ964500万円~
タイプ993600万円~
タイプ996150万円~
タイプ997300万円~
タイプ991250万円~

■現行モデル

カレラ800万円~
タルガ450万円~
ターボ1,000万円~
GT31,500万円~

タイプ901

1963年にデビューしたモデルです。開発コードの901が残っています。この呼称はプジョーの商標に抵触する可能性があったため、911に改称されました。

当時としては珍しい4輪ディスクブレーキを採用し、新設計の空冷水平対向6気筒を開発するなど、生み出されるまでの苦労が絶えなかったと言われています。量産型の製造が開始されたのは、デビューから1年以上が経過していました。

タイプ901は「ナローモデル」という愛称で親しまれています。

クラシックカーは状態の良し悪しに価格が左右されます。比較的状態が悪かったとしても、300万円程度はつくでしょう。

タイプ930

ポルシェは1974年にタイプ930となる911ターボを送り出しました。並行して販売されていた自然吸気モデルはタイプ901に分類されていました。

しかし、自然吸気モデルがターボ型のビッグバンパーを装着したことで、タイプ930と呼称されるようになります。従って、タイプ930は1974年、1978年から1989年まで製造されたポルシェ911が該当します。

ボディの種類はクーペと脱着型のルーフを備えたタルガの2つがあります。

ポルシェファンからは根強い人気のあるモデルです。901は残っている台数が少なく、930であれば見つけられないことはありません。901と同じ空冷エンジンを採用しているため、テイストが似ているという点も大きいでしょう。

買取価格は500万円からが基準となります。

タイプ964

1989年から1993年にかけて販売されていたモデルです。930はポルシェらしさを残しているものの、8割のパーツを新たに設計・製造するという大胆なモデルチェンジを行いました。

パワーステアリングやABSなどの最新機能を搭載。カレラ4には4WDを導入して走行時の安定性向上に努めました。カレラ2にはティプトロニックを採用。これはオートマチックトランスミッションのマニュアルシフトモードに対応するポルシェ社の商標で、セミオートマチックトランスミッションとも構造が違う独自の方式は産業界に驚きをもたらしました。

歴史を変えた一台だとも言えます。名車と名高いことから買取価格も安定しています。

タイプ993

1993年から1998年にかけて販売されていたモデルです。ヘッドライトを低くさせて表情が大きく変化しました。テールランプの位置も上がっており、それまでのモデルとはデザインが大きく異なっています。

1998年に生産を終了しています。このモデルの後継となる996から水冷エンジンが採用されています。993は長きにわたってポルシェの象徴とされていた空冷エンジン最後のモデルです。そのため、ファンの人気が根強く、買取価格は前後のモデルより高い傾向があります。

タイプ996

1997年から2004年にかけて販売されていたモデルです。ポルシェはこのモデルでフルモデルチェンジを行いました。空冷エンジンは水冷エンジンに乗せ換えられ、際立った丸目のヘッドライトの形状が涙滴型に変わりました。

1993年にデビューしたボクスターとの共通点が多く、911のファンからやや嫌われたモデルでもあります。

2002年にマイナーチェンジを実施。不評だったヘッドライトのデザインを変更しています。

初の水冷エンジンであったことや、デザインの大幅な変更によって人気がなく、買取相場は150万円からと安い傾向にあります。

タイプ997

2004年から2011年にかけて販売されていたモデルです。涙滴型のヘッドライトを改め、丸目が復活しました。ウィンカーやスモールランプが空冷時代のモデルを彷彿とさせるものとなっています。

2008年にマイナーチェンジを行い、直噴型エンジンが搭載されています。直噴エンジンによってパワーが増し、カレラは従来のモデルよりも20馬力増して345馬力となりました。

エンジンの部品が減ったことで軽くなり、運動性能が強化されています。

タイプ991

2011年から2019年にかけて販売されていたモデルです。ボディにはアルミニウムなどの軽量金属が使われており、60kgもの軽量化が図られました。剛性は従来のものと変わらず、安全性と軽量化を両立させています。

ヘッドライト間の距離や、ホイールベースが延長され、全体的に大型化しています。外装に関しては不評を買っていたボクスターとの共通部品をなくしました。ただし、エンジンなどの多くの部品は共通のものを使用しています。

現行モデル

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2018年から販売されているモデルがタイプ992です。ヘッドライトは4点式のLEDが採用され、ワイドな車体はこれまでの流れを汲みました。

内外装以外の部品には、991のものが多く使われています。

カレラ

ツインターボ付き3.0リッターの水平対向6気筒という従来の仕様を受け継ぎながら、991よりも出力が向上し、最高速度は293km/hをマーク。力強い走りが特徴です。

ステアリングのギヤ比を991よりも11%高めているため、街乗りでの取り回しにも優れています。

タルガ

タルガはタルガトップと呼ばれるルーフ部に特徴があります。ルーフの上部だけが外れ、ドーム型にして走ることができます。クーペと同様の安定感と静粛性を持ちながら、オープンカーのような開放感がある車です。

安全性も兼ね備えているため、一部のファンから愛されているモデルです。

ターボ

ターボSは最高出力をアップし、最高速度は330km/hというモンスターマシン。駆動方式は4WDを採用しているものの、独自のシステムによって前輪に最大500nmのトルクが供給されるようになっています。

サイズを大幅に拡大しており、安定性が増しています。カレラよりもスポーツカーとしての性能がアップしました。

GT3

現行の992の中においては、運動性能が最も優れたモデルです。巨大なウイングとリアバンパーの下にあるディフューザーは、レーシングカーの911RSRのものを流用しています。

サーキット走行に最適化したモデルと言われており、硬派なレーシングマシンと言えるでしょう。

ポルシェ911の売却は専門店に相談しよう

似たデザインが多いポルシェ911ですが、年代によって人気は大きく異なります。911を売却する際は、輸入車や高級車、スポーツカーを専門に扱う店舗に相談してください。

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