4代目ジムニーが2018年7月に20年ぶりのフルモデルチェンジを行い、これまでに悟ってきた過去のジムニーらしさが戻り、一時は販売直後は納車まで2年待ちとも言われました。今回は、ジムニーの歴史にせまります。
ジムニーの原型を作った会社とは!?
オート三輪はご存知でしょうか?昔の映像でよく見ることがあるのではないでしょうか。1949年(昭和24年)に制定された軽自動車規格でオート三輪を実現した会社が【ホープ自動車】です。
※ホープ自動車はのちにホープに改称、自動車事業から撤退し、遊園施設向けアミューズメントマシン製造・販売をしています。有名所ではワニワニパニックを手掛けています。まさかワニワニパニックとジムニーが繋がるとは思いませんね。
ホープスターが作った4駆
ホープ自動車は、自動車事業を1965年に業績不振で撤退し、その後、遊園施設向けアミューズメントマシン製造・販売に移行して大成功をしますが、社長の小野 定良は自動車事業があきらめられなかったのでしょう。またもや軽分野で今度は四輪駆動車ホープスター・ON型4WDの開発しましたが、売れ行きが伸びませんでした。生産台数は、エンジンが三菱製だったので、三菱から購入した台数が約100台だったということで100台程度しか生産されなかったと言われています。それがホープスター・ON型4WDです。
※ホープが出来る前、社長の小野 定良は東洋工業(現・マツダ)で1年間修理技工を学んだ経験もあります。いろいろ繋がりがあります。
ジムニーの始まり
ホープスター・ON型4WDはコンセプトはとても良かったので、エンジン等の供給していた三菱に製造権を打診しましたが、これが断られます。そして鈴木自動車東京支社(現・スズキ)へ持ち込みました。対応者は、当時常務で以前よりホープ自動車社長 小野 定良と親交があった、現スズキ会長・鈴木 修です。テレビによく出ていますので知っている方も多いかと思います。その鈴木 修が軽四輪に興味を示し、1968年8月に1200万円で製造権を買い取ることになりました。買い取りまでには社内で批判が多かったようですが、さすがスズキをここまで大きくした方と感心します。
初代ジムニーへ
初代ジムニーは製造権を得て1年8ヶ月後の1970年4月に発表されました。ホープスター・ON型4WDは、特に三菱製のパーツを多く流用していたので、そのままではスズキとして量産は出来ません。そこでスズキは、自社製品に変更して販売に至っています。初代のキャッチコピーは「自然に挑戦する男のくるま」、「男の相棒☆ジムニー」、「最前線志願」で広告に使われました。
ちなみにjimny(ジムニー)の車名の由来は、ジープ(Jeep)型のミニという意味を込め、「Jeep」と「Mini」「Tiny」をかけあわせ命名されたものであり、メーカーの公式発表でも「発音のしやすさ、覚えやすさなどから作った造語である」とされています。2001年にはシリーズ世界累計販売台数200万台を達成しています。
※初代ジムニーは、スズキ初の海外生産車両になった車両でもあります。
4代目スズキ・ジムニーのーメカニズム(2018年7月5日~)
ボディタイプ | 3ドアワゴン |
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エンジン | R06A型:658cc、水冷4サイクル直列3気筒DOHCターボ |
駆動方式 | パートタイム4WD |
変速機 | 5MT/4AT |
サスペンション | 前/後:3リンクリジッドアスクル式コイルスプリング |
全長 | 3,395mm |
全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,725mm |
ホイールベース | 2,250mm |
車両重量 | 1,030-1,040kg |
最高出力 | 47kW(64PS)/6,000rpm |
最大トルク | 96N・m(9.8kg・m)/3,500rpm |
最後に
ここまで、スズキ ジムニーについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?東京ユーポスでは、今回紹介したスズキ ジムニーを積極買取しております。他社よりも高値での買取りに自信がありますので、車の売却をご検討の方はぜひ東京ユーポスにご相談ください。