初代ハイラックスは企画はトヨタ、設計・組み立ては日野自動車でした。現在、日本国内で新車として販売されている唯一のピックアップトラックです。今回は、ハイラックスのご紹介です。
トヨタ ハイラックスの誕生まで
トヨタと提携しているのはダイハツが有名ですね。最近だとスバルもそうです。そして日野自動車。これはあまり知られてないかもしれませんが、日野自動車もトヨタと提携しています。それは1966年のことでした。提携前より日野自動車は「ブリスカ」を、トヨタでは「ライト・スタウト」とお互いに小型トラックを出していました。1966年の提携後、トヨタが同じような車があるのは効率が悪いと考え、小型トラックの結合を決意します。
その後、日野ブリスカに部品の共用、トヨタの設計基準の採用などの改良を施し、1967年に「トヨタ・ブリスカ」が販売されました。そして、ブリスカのモデルチェンジのときに、「ハイラックス」と名称を変更して、誰もが知っている「ハイラックス」が誕生しました。現在では、世界180カ国以上で販売しています。
※ちなみに日野自動車はトラックのイメージが強いですが、小型自動車も生産してました。有名なRR車「コンテッサ」など。さらにルノー・4CVをライセンス生産もしていました。
トヨタ ハイラックスとは!?
英語で「高級な」「より優れた」という意味の「High」と英語で「ぜいたくな」「豪華な」という意味の「Luxury」をあわせた造語です。初代は、10系(1968年-1972年)です。この時代にすでに北米にもトヨタ・トラックとして輸出されています。2017年度のトヨタの世界販売では、ハイラックスは5位で約47万台売り上げていて、日本ではあまり馴染みがないピックアップトラックは世界では必要とされているのが、トヨタのハイラックスの売上台数で読み取ることが出来ます。
アメリカと言えばピックアップトラックですが、1995年にはハイラックスは撤退しています。日本ではかなり大きな部類ですが、アメリカでは全長6m級のフルサイズピックアップが売れており、ハイラックスは小さい部類となってしまい、現在はタコマとタンドラに主役の座を譲っています。日本でも6代目が登場しており、2004年をもって一旦撤退してしまいますが、2017年に8代目のハイラックスが日本で復活しました。復活の経緯は、主に北海道のディーラーで仕事にハイラックスを用いる顧客からの代替車の要望が相次いでいたことでしたが、日本で走らせるための適合を10年近くかけ8代目ハイラックスは販売へと漕ぎ着けます。タイから日本に輸入される初のトヨタ車となり、2020年現在ピックアップトラックを日本国内で新車として販売しているのがハイラックスです。過去には、5代目ハイラックスはフォルクスワーゲンに「タロ」としてOEM供給していたこともあります。
※1985年に全米公開された映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」にハイラックスが出ています。主人公マーティが現代へ戻ってきたときガレージを見るとそこにはハイラックスが出演していますので、もし映画を見返すことがありましたらちょっと意識して見てもらえると分かるかなと思います。
8代目ハイラックス(2015-)のメカニズム
乗車定員 | 5名 |
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ボディタイプ | 4ドアピックアップトラック |
エンジン | 2GD-FTV型:2,393cc 直列4気筒 直噴DOHCディーゼルターボ |
ブレーキ | 前:ベンチレーテッドディスク 後:リーディングトレーリング式ドラム |
駆動方式 | パートタイム4WD |
変速機 | 6速AT(6 Super ECT) |
サスペンション | 前:ダブルウィッシュボーン式独立懸架コイルスプリング 後:車軸式半楕円リーフスプリング |
全長 | 5,335mm |
全幅 | 1,855mm |
全高 | 1,800mm |
ホイールベース | 3,085mm |
車両重量 | 2,060-2,080kg |
最大積載量 | 500kg |
最高出力 | 110kW (150PS)/3,400rpm |
最大トルク | 400N・m (40.8kgf・m)/1,600-2,000rpm |
参考:
トヨタ・ハイラックス
最後に
ここまで、トヨタ ハイラックスについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?東京ユーポスでは、今回紹介したトヨタ ハイラックスを積極買取しております。他社よりも高値での買取りに自信がありますので、車の売却をご検討の方はぜひ東京ユーポスにご相談ください。