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【マツダ】孤高のロータリー?3代目RX-7 FD3S型について調べてみた!

「RX-7を調べてみたシリーズ」最終章は3代目RX-7のFD3S型についてご紹介したいと思います。マツダ最後のロータリーターボ車として知られているFD3S型はどのような車だっだのでしょうか?

RX-7とは?

RX-7(アールエックスセブン)とは、昭和53年(1978年)~平成14年(2002年)までマツダから販売されていたスポーツカーを指します。「ロータリーエンジン(Rotary engine)」「未来を象徴する記号である”X”」に加えて、マツダ内での車格番号を示す「7」の3つを合わせて作られた車名が「RX-7」です。

初代~3代目まで、実に24年に渡って愛されたスポーツカーであり、スポーツカー黄金期といわれる時代にひときわユニークさを放っていました。そのユニークさの1つとして挙げられるのが、当時のスポーツカーには珍しい「サッシュドア(※)」を3代目まで一貫して採用していた点です。これは他社の類似車種には見られないマツダならではの特徴でした。

※サッシュドアとは…窓枠つきのドアのこと。窓を下げても枠が残っているタイプ。ちなみに、窓枠のないタイプのドアを”サッシュレスドア”と言います。

3代目RX-7 FD3S型とは

平成3年(1991年)、ロータリーエンジンにとっての一つの節目となるこの年の10月に、3代目RX-7となるFD3S型がデビューしました。RX-7としては2度目となるフルモデルチェンジ。初代・2代目につけられていた「サバンナ」の名称が外され、当初の3代目は「アンフィニ」の名称を冠していました。(後に「マツダ」の名を冠することとなり、マツダRX-7になりました)

同じくマツダから販売されていたロータリーエンジン搭載車であるユーノス・コスモというモデルが平成8年(1996年)に生産を終了したことによって、3代目RX-7(FD3S型)は世界で唯一のロータリーエンジン搭載量産車となります。FD3S型は、デビューから約10年の間で実に6回ものマイナーチェンジを経て、初期では255psだった出力はメーカー自主規制値の280psにまで向上されました。

それではここで、マイナーチェンジによる1型から6型までどのように進化していったのか、それぞれの型についてご紹介したいと思います。ちなみに、大まかなくくりでは、1型~3型までは「前期型」、4型は「中期型」、5型~6型は「後期型」とされています。

1型(1991年12月~)

2代目RX-7(FC3S型)の最終型であるアンフィニRX-7で馬力を215psまで向上させたRX-7。そこから更に40psも向上された255psの馬力を誇るのが、3代目RX-7(FD3S型)の1型でした。

グレードは、「タイプS」「タイプRエアロ」「タイプXサンルーフ」の3種類があり、2代目RX-7(FC3S型)よりも車高が下がり、インタークーラーの前置き化によってボンネットも低くなったのも特徴的。丸みを帯びたボディラインに変更したことによって、これまでの典型的な80年代スタイルから逸脱し、新しい次元のスポーツカーとなりました。

2型(1993年8月~)

1型で丸みを帯びさせたボディを更に剛性強化させたのが、3代目RX-7(FD3S型)の2型です。

グレードは「タイプR2」「アイプRZエアロ」「タイプRエアロ」「ツーリングS」「ツーリングXサンルーフ」の5種類でした。このマイナーチェンジでは、主にサスペンションのセッティングが見直され、ダンパーが大型化。大型のアームレスト(肘置き)が追加されたことによって、インテリアの質感と内装の使い勝手が向上されたのも、この3代目RX-7(FD3S型)の2型でした。さらに、リヤクロスメンバーには補強バーが装着され、サスペンション部品の一つであるバンプラバーはゴム製からウレタン製へと変更されました。

3型(1995年3月~)

3型のマイナーチェンジではグレードの体系が見直されました。

グレードはRSタイプが追加された「タイプRバサーストエアロ」「タイプRSエアロ」「タイプRZエアロ」「ツーリングXサンルーフ」の4種類になりました。2型のグレードにあった「ツーリングS」は廃止され、「タイプRエアロ」はグレードアップして「タイプRSエアロ」となりました。マイナーチェンジ後のさらなる変更点としては、リアウィングのステー(補強材)が4本から2本になったことです。

4型(1996年1月~)

3代目RX-7(FD3S型)の4型から、RX-7の冠名が「アンフィニ」から「マツダ」へと変更されました。

それと同時に、車のエンブレムもアンフィニのマークから、現在のマツダのマークへと変更されました。ここでのマイナーチェンジで、エンジンを制御するCPU制御が8ビットから16ビットに強化され、MT車の馬力は265psにまで向上されたのです。グレードは「タイプRB」「タイプRBバサースト」「タイプRS」「タイプRZ」「ツーリングXサンルーフ」の5種類。

内装部分では、メーター照明がアンバー(濃いオレンジ)からグリーンに変更。外装部分では、リアコンビネーションランプ(後部ランプ部分)が丸形の三連式に変更されました。

5型(1999年1月~)

5型では多数のマイナーチェンジが行われました。

ボディの剛性の大幅強化・サスペンションのセッティング見直し・内装部分の変更(ステアリング形状/メーター指針位置/シート生地など)・ホイールの形状変更・外装部分の変更(バンパー・フロントコンビネーションランプ採用/リアウィングのタイプ変更など)・マフラーまでも変更されています。このマイナーチェンジによって、MT車のみ最高出力が280psに向上。(AT車は変わらず)

グレードは「タイプRB」「タイプRB(Sパッケージ)」「タイプR」「タイプRS」の4種類でした。

6型(2000年9月~)

最終型としてマイナーチェンジされた6型が誕生しました。

このマイナーチェンジでは、ABSの制御が8ビットから16ビットに変更、さらにサスペンション・セッティングの見直しも行われ、EBDと呼ばれる電子制御制動力分配システムが追加されました。

内装部分の変更点としては、4型でグリーンに変更されたメーター照明が再びアンバー(濃いオレンジ)に戻されました。(メーター盤もホワイト化)グレードは「タイプRB」「タイプRB(Sパッケージ)」「タイプR」「タイプRZ」「タイプRS」の5種類がありました。「タイプRZ」には、限定ボディカラーであるスノーホワイトパールマイカが設定され、限定175台が販売されました。

RX-7 FD3S型のメカニズム

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それではここで、RX-7 FD3S型のメカニズムを見ていきましょう。

販売期間アンフィニRX-7:1991年~1997年
マツダRX-7:1997年~2002年
乗車定員2名/4
ボディタイプ3ドアファストバッククーペ
エンジン型式13B-REW型 654cc×2 直列2ローター
駆動方式FR
変速機4速AT
5速MT
サスペンション前:ダブルウィッシュボーン
後:ダブルウィッシュボーン
全長1型:4,295mm
2型~4型:4,280mm
5型~6型:4,285mm
全幅1,760mm
全高1,230mm
ホイールベース2,425mm
車両重量1,240kg~1,330kg
総排気量1,308cc
最高出力1型~3型:255ps/6,500rpm
4型:(MT)265ps/6,500rpm
(AT)255ps/6,500rps
5型~6型:(MT)2805ps/6,500rpm
(AT)255ps/6,500rpm
(タイプRB)265ps/6,500rpm
最大トルク1型~4型:30kg.m/5,000rpm
5型~6型:(MT)30kg.m/5,000rpm
(AT)30kg.m/5,000rpm
(タイプRB)30kg.m/3,500rpm

参考:マツダ・RX-7

最後に

ここまで、マツダ RX-7 FD3S型についてご紹介してきましたが、いかがでしたか?東京ユーポスでは、今回紹介したマツダ RX-7 FD3S型を積極買取しております。他社よりも高値での買取りに自信がありますので、車の売却をご検討の方はぜひ東京ユーポスにご相談ください。

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