1979年より基本構造を変えずに現代も人気のGクラス。GクラスのGはドイツ語でゲレンデヴァーゲン(Geländewagen)のGです。今回は、メルセデス・ベンツ Gクラスの紹介です。
メルセデス・ベンツ・Gクラスの始まり
軍事車両だったゲレンデヴァーゲンをメルセデスが民間用にアレンジしました。ゲレンデヴァーゲンは、NATO軍が依頼して採用していた軍事車両で、ダイムラーの傘下だったシュタイア・ダイムラー・プフが生産していた車両です。シュタイア・ダイムラー・プフはマグナ(カナダ)が買収して現在もGクラスを生産している現在のマグナシュタイア(オーストリア)の前身です。
※マグナシュタイア社は、BMW、プジョーなどのメーカーも生産していて、同じ工場で複数のメーカーの車両を生産しており、1から車を生産できるすごい会社です。
Gクラスはシュタイア・ダイムラー・プフとメルセデスの共同開発車として1979年に誕生しました。この時期に販売した理由は諸説ありますが、すでに販売されていた初代レンジローバーを意識したものであるとも言われています。発売当初はエアコンすらない状況でデビューしましたが、モデルチェンジ、マイナーチェンジ時に排気量のUPや装備・インテリアなどの変更にて価格が上がり高級車化が進み現在のGクラスへと進化しました。現在までに大きな変更はしていないメルセデス・ベンツ・Gクラス、この意匠が現代でも人気の理由かもしれません。ちなみに、1987年にはパパモビル(ローマ教皇の専用車)にも採用されています。軍事車両をアレンジして現代の日本でも走っているのは平和の証かもしれません。
Gクラスは現在まで
- W460型 1979-1990
- W461型 各国軍事仕様のモデル
- W462型 ギリシャのトラック・バス・軍用車メーカーであるELBOに向けて製造
- W463型 1990-
- W463(W464)型 2018年-
のシリーズがあります。
※メルセデスにはGLクラスがありますが、これはあくまでもMクラスの上位という位置づけですので、Gクラスではありません。
W463型基本メカニズム
G350d(2019年4月-)
乗車定員 | 5名 |
---|---|
ボディタイプ | 5ドア |
エンジン | 直列6気筒DOHCターボ (ディーゼル) |
駆動方式 | フルタイム4WD |
変速機 | 9AT |
サスペンション | 前 ダブルウィッシュボーン型独立懸架式 後 リジットアクスル |
全長 | 4,660mm |
全幅 | 1,930mm |
全高 | 1,975mm |
ホイールベース | 2,890mm |
車両重量 | 2,460kg |
最高出力 | 286ps(210kW)/3400~4,600rpm |
最大トルク | 61.2kg・m(600N・m)/1200~3,200rpm |
G550(2018年6月-)
乗車定員 | 5名 |
---|---|
ボディタイプ | 5ドア |
エンジン | V型8気筒DOHCツインターボ |
駆動方式 | フルタイム4WD |
変速機 | 9AT |
サスペンション | 前 ダブルウィッシュボーン型独立懸架式 後 リジットアクスル |
全長 | 4,660mm |
全幅 | 1,930mm |
全高 | 1,975mm |
ホイールベース | 2,890mm |
車両重量 | 2,450kg |
最高出力 | 422ps(310kW)/5250~5,500rpm |
最大トルク | 62.2kg・m(610N・m)/2,000~4,750rpm |
メルセデス AMG G63(2018年6月-)
乗車定員 | 5名 |
---|---|
ボディタイプ | 5ドア |
エンジン | V型8気筒DOHCツインターボ |
駆動方式 | フルタイム4WD |
変速機 | 9AT |
サスペンション | 前 ダブルウィッシュボーン型独立懸架式 後 リジットアクスル |
全長 | 4,665mm |
全幅 | 1,985mm |
全高 | 1,975mm |
ホイールベース | 2,890mm |
車両重量 | 2,530kg |
最高出力 | 585ps(430kW)/6,000rpm |
最大トルク | 86.7kg・m(850N・m)/2500~3,500rpm |
最後に
ここまで、メルセデス・ベンツ Gクラスについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?東京ユーポスでは、今回紹介したメルセデス・ベンツ Gクラスを積極買取しております。他社よりも高値での買取りに自信がありますので、車の売却をご検討の方はぜひ東京ユーポスにご相談ください。
2021.11.13
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