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今なお根強い人気を誇る「R32スカイライン」とはどのような車なのか?

30年以上もの時を経てなお色あせることのない名車「R32スカイライン」。当時最高峰の技術を注ぎ込み、過剰品質とも言われるほどのスペックを備えて自動車ファンを虜にしました。ベース車の2倍近い値段で販売された「BNR32 GT-R」は現在でも人気の一台です。

世界一の操縦性能を目指して開発され、全日本ツーリングカー選手権で数多くの実績も残しました。徹底した機能美に裏打ちされたシンプルなデザインも、長年ファンに愛される要素の一つです。

「R32スカイライン」の開発ストーリーや実績を紹介します。

名車「R32スカイラインGT-R」の誕生秘話

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日産は1985年8月に第7世代のスカイラインであるR31型(通称セブンススカイライン)をお披露目します。バブル景気に差し掛かろうとしていた当時、人気を獲得していた車がトヨタのクラウン。いわゆるハイソサエティカーでした。

スカイラインも高級路線での開発が進められ、初の4ドアハードトップモデルを世に送り出します。しかし、スポーツ路線から高級路線への変更がファンの不評を買いました。

開発責任者が伊藤修令氏に変わりました。伊藤氏はR32型や初代マーチなどを設計した著名な技術者です。

開発当初より、GT-Rのようなスポーツモデルが必要だと考えており、R32スカイラインはホイールベースを短くし、トランクを小型化するなど、スポーツ性能を高める設計を推し進めました。

R31型まで存続していた4ドアセダン、ステーションワゴンは姿を消し、4ドアスポーツセダンと2ドアクーペの2種類となりました。

R32型は1989年5月に発売されます。R31型とは全く異なるスポーティなルックスや強い存在感がありながらもコンパクトな車体が、瞬く間にファンの間で話題となりました。

GT-Rの登場

そしてその年の8月にGT-Rが世に送り出されました。この車両はレースに参戦するベース車として開発されており、2.6リッターの直列6気筒ツインターボエンジンを搭載していました。

太いタイヤを収めるためにフェンダーを拡幅。冷却性能を高めるためにフロントグリルとバンパーの開口部が拡大されています。

アスリートのような見た目のGT-Rはファンを魅了し、その完成度は日本車の歴史における到達点の一つとまで言われるようになりました。

全日本ツーリングカー選手権での実績

レースで勝つために生まれた車であるGT-Rは、その走りでもファンを熱狂させます。

当時、カーレースはグループA規定が基本で、性能向上を図る改造が認められず、生産車の基本構造・メカニズムで参戦することが求められていました。

日本は1985年にグループA規定を採用します。日産の技術力は高かったものの、市販車の枠組みで戦うことを強いられたスカイラインは惨敗していました。

GT-Rは1990年に参戦。最終年の1993年には常時7~8台が上位に食い込み、GT-R同士が戦うという異常な状態となりました。4シーズン29戦29勝という圧倒的な強さを見せつけます。

GT-Rは日本だけでなく、世界最高峰のレース「スパ24時間」や「ニュルブルクリンク24時間」で優勝するなど、世界のモーターファンを魅了しました。

「R32スカイライン」のスペックと特徴

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R32型にもいくつかの種類があります。それぞれについて詳しく説明します。

FR32型

1.8リッター直列4気筒エンジンを搭載しています。最高出力は91馬力で、走行性能を重視するスカイラインファンからはあまり支持されていません。

しかし、排気量が小さいために燃費が良いという特徴があります。街乗りをするのにはおすすめですが、中古車市場でなかなかお目にかかることのない車です。

HR32型&HCR32型&HNR32型

Hから始まるモデルは、2.0リッター直列6気筒エンジンです。GTEのSOHC(シングル・オーバーへッド・カムシャフト)の最高出力が125馬力。GTSのDOHC(ダブル・オーバーヘッド・カムシャフト)の最高出力が155馬力です。

4WDのHNR32型はGT-Rとパーツの互換性が高く、GT-R仕様の車をよく見かけます。

BNR32型

GT-Rです。アメリカでは新車販売していなかったモデルは25年間輸入してはいけないというルールがありますが、その年数が経過して盛んに輸出されるようになりました。

映画『ワイルド・スピード』の影響で日本の往年のスポーツカー人気に火がつき、GT-Rは国内外で高値で取引されています。

オーテックバージョン

生産台数が200台未満という希少車です。

4ドアボディに専用エンジン、サスペンションを搭載しており、出力を高めました。4ドアのGT-Rとも言うべきモデルです。ただし、レーシングカーというよりはグランドツアラーの位置づけであり、ジェントルな走りが特徴です。

映画『ワイルド・スピード』のポール・ウォーカー氏のR32が1,100万円で落札

アメリカの俳優で、『ワイルド・スピード』に出演していたポール・ウォーカー氏が所有していたGT-Rが、2020年1月に開催されたバレット・ジャクソンオークションに出品されました。

ボディカラーはグレーで、艶のあるメタリックを纏っています。社外製のEnkei RPF1アルミホイールやエンドレス製ブレーキキャリパを装着。助手席やツールキット、サンルーフなどはすべて取り外されており、Sparco製のレーシングシートを装着していました。

落札額は1,100万円。同じくウォーカー氏が所有していた2009年式のフェアレディZが1,160万円で、同等の値段での落札となりました。

ウォーカー氏は自動車コレクターとして知られ、シボレーのシェベル・ワゴン、フォードのマスタングなど、数十台に及ぶコレクションをしていました。

『ワイルド・スピード』の7作目となる『ワイルド・スピード SKY MISSION』の撮影期間中、ウォーカー氏は不慮の事故で命を落としています。

GT-RがEVで復活!

日産は2023年3月にR32型スカイラインGT-Rをベースとした、電気自動車「R32 GT-R EVコンバージョンコンセプトモデル」の製作を開始すると発表しました。

世界中のファンに愛されるGT-Rに最新のEV技術を注ぎ込み、世界に1台のコンセプトモデルを製作します。

この取り組みは、日産の技術者に対して車作りの楽しさを体験して欲しいとの想いから始まったもの。現在のところ、量産化を視野には入れていません。しかし、自動車ファンからはプロジェクトに賛同する声や、市販化を望む声が数多く聞かれます。

「R32スカイライン」の中古相場と買取相場は?

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R32型は走行距離やモデルにもよりますが、根強い人気があることから価値が落ちづらくなっています。特にGT-Rはその傾向が顕著です。

中古相場

R32GTSは100万円~200万円台で取引されています。R32型は様々な自動車ファンに好まれたことから、ハードチューニングを施されたものから、ノーマル状態のものまで幅広く販売されています。

旧車のカテゴリに入りつつあることから、パーツの欠品が目立つようになりました。手に入れたいと考えているのであれば、ラストチャンスと言えるタイミングかもしれません。

GT-Rは500万円台から1,000万円を超えるものまで、価格にはバラつきがあります。前期・中期・後期の価格差はなく、主に車両の状態や走行距離、装備されているパーツなどによって価格が変動しています。

2010年ごろまでは百万円以下で取引されていることも珍しくありませんでしたが、アメリカで人気が出たため、25年が経過した2014年ごろから価格が高騰しはじめました。

車は乗りたいと思ったときが買い時です。GT-Rは日本を代表する名車であり、走る楽しさを教えてくれるでしょう。

中古車を買う際に注意したいのが修復歴。GT-Rはハードな乗り方をするオーナーが少なくありません。修復をした車は強度が落ちていることが多く、安全性が保障されません。走行距離よりも、修復歴に注意しましょう。

また、古い車なのでフレームやボディなどのサビにも気を付けてください。

買取相場

GTSは数十万円から100万円台が相場です。GT-Rは200万円台から900万円台と幅広いのが特徴です。

走行距離、修復歴、内外装の状態、トランスミッションのコンディションなど、様々な条件によって金額が異なります。

オリジナルの状態であれば、高値での買取に期待ができますが、ほとんどがカスタム車両でしょう。GT-Rの場合はカスタマイズされた車両でも査定が高くなることがあります。

GT-Rの売却を検討している人は、希少車や高級車の専門店に相談してください。「東京ユーポス」は、査定・買取実績は年間2,000台を超え、専門スタッフによる確かな目で査定します。

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「R32スカイライン」を思う存分楽しもう!

R32型は今なお色あせない日本の名車です。アメリカでも再評価されている通り、走る楽しさを教えてくれるレジェンドカーと言えるでしょう。

特にGT-Rは質の高い中古車を見かける機会が減っています。これは状態の良い車を海外に輸出しているためです。円安を背景として、販売店の多くが海外で人気のある日本車を輸出しています。

今が手にするラストチャンスになるかもしれません。

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